かつて無い金利の引き下げで住宅ローンも一段と借りやすくなっています。大手銀行が既存の顧客に優遇策を導入したり、ネット銀行も金利を引き下げています。
相次ぐ金利の引き下げ合戦が消費者には恩恵となっているのが最近の動向ですが、低金利にも限界があります。
そこで金利による差別化が難しい状況の中、各行は金利以外のサービスで特色を出し始めました。
最低と言われる低金利に付加価値がつき始めた住宅ローンは、庶民の住宅取得の追い風となるのでしょうか。
最新の住宅ローン事情についてまとめてみました。
最新住宅ローン事情
4月の消費税増税で住宅の購入が減少していること、市場金利が低下していることから銀行間の金利引き下げ競争が熾烈になっているのも背景にあるようです。
住宅ローンの残高が減少すると銀行の上来の収益がへることになり、金利引き下げで利益が減っても顧客を囲いこもうと躍起になっているのでしょう。
がんと診断されたら、返済、残高が保証されるもの
自然災害に有った時に一定の期間返済の免除やローン残高の半分を免除するもの
お買い物が5%割引になるもの
金利を更に優遇する措置
など各行様々なサービスで他行との差別化を図ろうとしています。
三井住友銀行住宅ローン
10年固定型で1.3%
・「8大疾病保障付住宅ローン」
がんなどで1年以上働けなくなった場合、残っている借り入れが免除されます。金利は0.4%上乗せされますが、新規の契約者で保証付きの住宅ローンを選ぶ人は二人に一人と多くなっています。
・自然災害時返済一部免除特約付住宅ローン
・ 一定期間の返済を免除、または残高の半分を免除
ローンが残っている家が被災して新たな借り入れが必要になり、2重ローンになることも起こります。そんな負担を軽減する特約です。
・平日夜間、休日の無料相談
・ネットなら24時間無料相談
・所定の条件を満たせば ⇒ 一部繰り上げ返済手数料無料
・ATM手数料無料 ⇒ 本支店あて振込手数料無料
みずほ銀行住宅ローン
10年固定1.2%
・長期ローン(11年~35年)の併用で固定型(2年)の金利が年0.35%~0.45%となり、2年分は通常の半分以下の低金利で借り入れられます。
・8大疾病保障プラス
8大疾病以外の病気やケガも月額保証するタイプの保険です。月額保障、毎月の返済額を最長1年間保障
・残高一括保障 一年を経過した時点で借り入れ額の残高を一括保障(支払対象外期間あり)
・平日夜間、休日の無料相談
・一部繰上げ返済、金利方式の切り替えなど24時間いつでも簡単にネットから手続き可
・返済額増減サービス「ライフステージ応援プラン」
・ATM時間外手数料無料
・イオン銀行でも平日時間ないなら無料
・カードローンの金利が表示金利から年0.5%引き下げ
三菱東京UFJ銀行住宅ローン
10年固定型1.2%
・長期(21~35年)と併用で3年間0.65%
・7大疾病保証付き住宅ローン
毎月のローン返済額を最長1年間保険金として支払い、1年以上一定の状態が継続した場合借入残高が0に
更に特約をつけると
・3大疾病になった場合、両親が要介護状態になった場合100万円の支払い
・契約者が女性なら特定女性疾病、妊娠に伴う身体障害を補償
*特約や支払い対象となる保障などは一定の条件があります。
・新規に借り入れをした場合、ホームセギュリティの特典がうけられます。
りそな銀行
・他行からの借り換えをネットで申し込むと10年固定型 1.1%
・「凜ネット」繰り上げ返済の手数料などを無料にする女性向けの商品を発売
オリジナル金利(店頭表示より最大マイナス1.7%)、ローン返済支援保険(保険料無料)、3大疾病保障特約 女性向けローン会員カード「りそなヴェールカード」を進呈!
全国のホテルやレストラン、インテリアショップなどの割引優遇をはじめ会員限定のさまざまな特典
・教育ローンなど他のローンの金利が2.0%割引き
・3大疾病保証付き住宅ローン
・特定状態保証特約付き住宅ローン
イオン銀行住宅ローン
・10年固定1.25%、変動金利0.57%
・イオングループで毎日5%OFF
・定期預金の金利優遇特典
・8疾病保障付きローン
借り入れや借り換えにかかる保証料が0円。余分な費用が節約できます。
・一部繰り上げ返済手数料0円
・365日相談、受付
その他ネット銀行も大きく金利を引き下げており、住信SBIネット銀行は固定5年が0.5%!ソニー銀行は住宅購入費用の1割以上を用意すれば金利を更に優遇します。
お金を借り入れしやすい環境が続く
消費税はあがり、物価も上昇しましたが実質的にマイナス金利で市場金利の低下は9月移行も過去最低水準の低金利が続くと思われます。
個人客をふやしたい銀行の顧客争奪戦は当分続くと予想されており、借りてが優位の状態が続くと思われます。
住宅の取得を検討するならここしばらくがチャンスとも言えるでしょう。
注: 記事中の金利は8月度、9月度のものが混在しています。また申込時と借入日の金利が異なる場合もあります。実際の借り入れでは借入先で直接お問い合わせ下さい。
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