子供の進路が急にかわり予想外の出費が必要になることも有ります。そんな時に利用できるのが教育ローンです。
金利の優遇が合ったり入学前にまとめて借り入れが出来るメリットも有りますが、保護者が借り返済する制度ですのでしっかり返済計画をイメージしておかないと老後の生活に影響があることも。
教育費を賢く借り入れる方法と、借り入れの注意点をまとめてみました。
借入先をリストアップする
どこから借り入れをしたら一番有利なのかを知るためには、まずどんなところから借り入れが出来るのかを知ることが大事です。
教育ローンには国の融資、民間の融資が有ります。また、奨学金の上乗せ、自治体、勤務先の社内融資、生命保険の貸付なども利用できます。
国の教育ローン(日本政策金融公庫が融資) 民間の教育ローン(銀行、労金、生協等) 融資限度額 子供一人あたり300万 各機関の定めによる
返済方法 最長15年(在学中は利息のみの返済も可) 各機関の定めによる
金利 固定年2.35%(2014年3月現在) 各機関の定めによる
優遇 母子世帯、年収200万円以下は1.95% 例:1%引き下げ*1
その他 所得制限有り(子供の数/世帯年収)*2 最高50万円上乗せ可*3
*1 借り手が身体障害者手帳を保つ場合は1%引き下げ
*2 一人/790万円以内、二人/890万円以内、三人/990万以内
*3 どちらのローンも使えない場合、日本学生支援機構の奨学金に最高50万円上乗せ可
その他勤務先の社内融資で低金利で借り入れが出来たり、生命保険の貸付(やや金利は高めですが、場合によっては民間の教育ローンよりも低金利のこともあります)も選択肢の一つです。
一時金を貸与する自治体もあります。役所に問い合わせてみましょう。
Uターン就職をすると金利を優遇する地方銀行も有ります。(福井県敦賀市の敦賀信用金庫、山口県周南市の西京銀行等)
借り入れの注意点
大学受験から入学までの費用は年々増加傾向にあります。(2013年度、国公立自宅で約112万円)進学準備金では不足するケースも多くなっており教育ローンの必要性が高まっています。
教育ローンを賢く使うためにはまず、自分が使える借入先のリストを作り、金利が有利なもの、返済方法が無理の無いものから選びましょう。
低金利でも返済が困難だと後々クレジットカードが作れなくなったり、住宅ローンが組めなくなったりします。
例えば、日本学生支援機構の奨学金は返済を3ヶ月以上滞納すると「全国銀行個人信用情報センター」に登録されます。
借り入れをする際は、返済がいつからいつまで、ひと月どのくらい、等をしっかり把握して生活をイメージすることが大切です。
返済計画をしっかりシュミレーションして返済に無理がないかを確認しましょう。
奨学金は本人が返済することになっていますが実情は親が負担している場合が多いです。在学中は利息のみの返済も出来ますが、更に教育ローンの返済が増えるわけです。
老後の生活に影響があるほどの借り入れは避けましょう。
奨学金の一部は貯蓄し、将来の返済に当てたり本人のアルバイトなどで支出を賄ってもらうなども考えてみましょう。
教育ローンは総合的に判断して一番有利なところから返済に支障が起きない額を借り入れましょう。
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