借入先を選ぶ時、重要なポイントの一つが金利です。できるだけ低金利で借り入れられたほうが支払う利息が少なくなるからです。
金利と利息、同じようなものに聞こえますが違いがわかるでしょうか。お金を借り入れるなら金利と利息の違いをしっかり区別することが大切です。
利息はお金の使用料金
金利は金融機関が貸すお金の使用料を計算するために使う割合です。「お金を貸してあげますが使用料をいただきますよ」ということですね。この使用料が金融機関の利益となるのです。
ちょっと違いますが、わかりやすく消費税で考えてみましょう。今は5%なので10万円の商品を購入したら105,000円支払いますね。8%になれば108,000円の支払いになります。
消費税はそれぞれ5,000円、8,000円になります。この税金分に当たるのが金融機関の使用料です。
商品の購入ならその場で決済が完了しますが、お金の貸し借りは期間があるのでそれも考慮する必要があります。
利息は金利、借り入れ額、借り入れ期間から計算した実際の使用料金です。金利は年単位で表示されているので利息の計算式は
借り入れ額 X 金利 X 利用日数/365
となります。
例: 10万円を年利5%、25日借りるとすると利息は342円となります。8%なら548円です。返済額はそれぞれ100,342円、100,548円です。
(蛇足ですが10万円を年利5%で借り入れ、期間は1日として計算すると利息は14円!こう考えると消費税ってめちゃくちゃ高いですねー計算上は年利182.5%にもなります。
複数の借入先をおまとめローンで一つに
複数の借り入れを見直し返済の負担を少しでも軽減するために使われるのがおまとめローンです。
おまとめローンは現在の借入先の平均金利よりも下回る金利にしなければなリません。
低い金利に借り換えることで合計の利息額を減らすことが出来るだけでなく、返済が月1回となり管理もしやすくなります。
借入残高も把握しやすくなるのでより計画的に返済することが可能になります。
銀行のおまとめローンは総量規制を受けませんので年収の3分の1を超える借り入れも可能ですが、消費者金融業者のおまとめは総量規制をうけ、3分の1までしか借り入れられませんので注意しましょう。
おまとめでどのくらい負担が減るのかはそれぞれのホームページなどでシュミレーションすることも可能です。
おまとめ・借り換えローンで負担を軽減でおまとめについて更に詳しく見る⇒
金利や借り入れの期間、限度額、申し込み方法等条件を比較してあなたに最適なおまとめローンを選びましょう。
*おまとめローンは通常の審査より結果が出るまでに時間がかかります。
まとめ
複数の借り入れを作ると返済が滞ったり、返済のために新たな借り入れをしてしまうという多重債務に陥りやすいです。
万が一支払日に返済が困難な状況になった場合は借入先に支払日を延ばしてもらえないか相談してみましょう。状況によっては対応してくれると思います。
ただし返済が遅れた分遅延損害金が請求され返済額と合わせて支払う必要があります。遅延が度重なれば当然返済額も増えるのでより負担が重くなってしまいます。
借り入れは無理のない範囲でどうしても必要な場合だけにしましょう。
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