戦略
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進撃のセブン!日本一の御用聞きセブンネット


ネットとリアル店舗の融合セブンネット

お財布代わりのコンビニATM、スーパーが宅配、コンビニが御用聞き、と進化し続けるセブンのサービス。

ネット通販は価格や品揃えで各サイトが競い合っていますが、日本最多の店舗網をほこるセブンはリアル店舗とネットを融合しオムニチャネル*に大きくかじを切っています。

セブンネットは日本一の御用聞きと自負しています。

 

中でもライフスタイルの変化による消費者のニーズをいちはやくとらえ、他のコンビニと差別化することに成功し、セブン進撃の原動力のひとつをになっているのがセブンミールです。

その背景にあるのはライフスタイルの変化や近くのコンビニという利便性、さらに現代版御用聞きとも言えるきめ細かなサービスの提供と言えます。

ネットとリアル店舗の融合で消費者、セブン双方が利益を受けているといえるセブンネット。その中からセブンミールのもたらすメリットについてまとめました。

 
*オムニはすべて、チャネルはお客様との接点という意味
 セブングループの個々のブランド(チャネル)強化←→全体(オムニチャネル)強化

*グループにおけるオムニチャネル戦略推進の中心的な役割を担う会社として、
 2014年3月1日より『セブン&アイ・ネットメディア』としてスタート

  現代版御用聞き~セブンミールの歴史

 

セブンミールはセブンイレブンの食品宅配サービスです。

1ヶ月毎に変わるカタログから日替わり弁当や食料品を電話、ネット、ファックスで申し込むとセブンの店員が自宅へ届けてくれます。

高齢者、買い物難民、働く女性などに支持され業績を伸ばしています。

 

 

 御用聞きで売上倍増

 

セブンミールは2000年にサービスを開始、当初はヤマト運輸が商品を届けていました。

その後2006年から店員が配達員となり、直接注文者と顔を合わせる仕組みに変えました。

店舗に足をなかなか運べない高齢者の利用が多いサービスですが、店員が配達をするようになると「次は○○を持ってきて」と言ったやりとりが行われるようになりました。

個別の要望にも柔軟に対応できる、まさに現代版御用聞き*ですね。

体調により買い物がしづらい人、共働きの子育て家庭などでも御用聞きは同業他社との差別化に繋がっています。

 

カタログにないセブンイレブンの店頭商品も注文が増え、またセブンミールで人気のある商品はコンビニ店頭でも扱うようにしたところ13年度の売上は前年の2倍に!

利便性を追求してきたコンビニですが、高齢化社会や多様なライフスタイルの変化に御用聞きとしての役割が加わるのは自然な流れといえるかもしれません。

鈴木紀文氏(セブン&アイ・ホールディングス会長)は「今こそ、御用聞きの時代だ」とかたられています。

*江戸時代から昭和にかけて主に近くの酒屋さんなどが顧客の家を訪問し、注文取りをしていました。

 

 

 御用聞きって何?

 

御用聞き、と言ってもピント来ない方もいらっしゃるかもしれません。

サザエさんに登場する三河屋酒店のサブちゃんはご存知でしょうか。かれは御用き配達員です。

 

三河屋さんのモデルは246号線の近くでセブンイレブンを経営する元酒屋さんだとか…

時代の変化とともに利便性を追求したコンビニやスーパーの進出で酒屋さんなどの御用聞きは少なくなり、酒屋さん自体がコンビニになったケースが多いです。

 

しかし社会の変化で、高齢化、働く女性の増加、買い物や食事に困る人が増えて御用聞きが再び活躍するように。

前身が酒屋さんだった場合、もともと地域に密着した商売をしていたわけですから身近にあるコンビニがその役割を担うようになってきたのも必然でしょう。

 

三河屋さんとセブンイレブン経営の元酒屋さんがなにか象徴的に思えませんか。まさに原点回帰です。

 

 

  買い物難民救済や行政の配食サービス採用

 

近所で食品や日用品が買えず苦労している買い物難民は、全国で約600万人!

セブンミールは食料品だけで無く一部日用雑貨もカタログに含まれています。

さらに御用聞きをすることでカタログにない商品も届けることができるのでいわゆる買い物難民救済に役だっています。

また山梨県の韮崎市では高齢者の配食サービスに導入されています。配達の際の見守りもサービスに含まれているそうです。

栄養のバランスも考えられているので健康管理にも安心。

 

 

  安心、便利なセブンミールの宅配

 

栄養士が監修、保存料・合成着色料は不使用で安心なお弁当、惣菜、食材など500円以上のお買い物でお届け料無料、年中無休で注文の翌日に届きます。

高齢化が進み、なかなか買い物にでられない高齢者にとって御用聞きのように商品を届けてくれるセブンイレブンの店員さんは頼りになる存在です。

また、

・夕食の支度が間に合わない 忙しい働く貴女に
・病気やケガで買い物にいけない あなたに
・買い物に出かけるのが大変 妊娠中や遠くの両親に
・メタボが気になる単身赴任のパパに
・会議やイベントでまとまった数のお弁当が必要

と言ったシーンで大活躍しています。

経費節減で社員食堂を閉鎖した事業所や、忙しすぎてまかないが作れないレストランからの注文もあるそうです。

 

*私事ですが、腰を痛め買い物に苦労するようになった両親にこのサービスを勧めました。

そばにスーパーがあるのでちょっとしたものはなんとか間に合っています。

しかし今まで足となっていた弟が自宅を離れたのでお米や味噌など重いものは運べませんし、私も都度買い物をして届けるわけにもいきません。

500円以上の買い物で送料無料、他の宅配サービスは締め切り日が早いですが、前日に注文出来るのが使いやすいと喜んでくれました。

セブンイレブンのレジでも注文できますが、電話でもOK! 店員さんが端末を持って自宅に御用聞きに来てくれます。ネットが使えない高齢者でも安心ですね。

支払いも1ヶ月分まとめて口座引落にしたので家計簿代わりに利用しているようです。

 

 

  セブンネットで受けられる7つのサービス

 

どのサービスでもnanacoのポイントが貯まります。商品の受け取りをセブンイレブンにすると送料・手数料無料!

24時間いつでもOk。セブンアンドアイ・グループの各店舗でもうけとれます。

赤ちゃん本舗の一部店舗でも受け取れるようになりました。

1500円以上の注文なら宅配送料無料になります。

 

セブンネット7つのサービス(サービス開始時期)

① セブンネット(2009年12月~)
② 西武・そごう「e.デパート」(2011年6月~)
③ イトーヨーカドー「ネットスーパー」(2011年1月~)
④ セブン・ミールサービス「セブンミール」(2012年6月~)
⑤ アカチャンホンポ「アカチャンホンポ」(2012年7月~)
⑥ ぴあ「チケットぴあ」(2011年9月~)
⑦ セブンカルチャーネットワーク「トラベル(セブン旅ネット)」(2011年7月~)

 

 

  商品の受け取り方

 

セブンミール以外の商品の受け取り方です。

・全国のセブンイレブンで24時間送料、手数料無料で受け取れます。
・イトーヨーカードは一部店舗を除き、営業時間内に受取可能です。
・セブンイレブン以外の受取可能な店舗はHPで確認できます。
・1500円以上の注文で宅配の手数料無料です。

 

 

 受け取りの手順と注意点

 

注文後、店舗到着予定日を到着予定メール(受け取り全自治うに送信されます)か注文状況詳細画面で確認。

払込票番号を確認(注文メール、到着予定メール、注文状況詳細画面で確認できます)

店舗で払込票番号を伝える、または払込票を渡す。

 

これで商品の受取完了です。

 

*大きさ、重さ、種類などによっては店舗で受け取れない商品もあります。

*留置期限(10日間)を過ぎると受け取れなくなるので注意しましょう。

*店舗受け取りは配達日の指定ができませんが、宅配の場合は指定できます。

 

 

 送料・手数料

 

店舗で商品と引換時に支払いをする場合: 送料、手数料無料

宅配の場合は1500円以上で送料無料(以下の場合は300円)

宅配代引きは手数料が250円かかります。

支払い方法: 受け取り時支払い。セブンイレブン前払い、クレジットカード、Yahoo!ウォレット、ネット銀行、nanaco、宅配代引き、auまとめて支払い(手数料53円)です。

 

 

まとめ

 

セブンが提供する「現代版御用聞き」は日本一の店舗数を誇るセブンだからこそ出来るネットとリアル店舗の融合から生まれた新しいサービスです。

日常のお買い物、グルメ、ネット通販、レジャー、等など豊富なネットサービスとリアル店舗のサービスが受けられます

セブン&アイグループの店舗内で展開している無料のLANサービス、セブンスポット。

高速インターネットサービスだけでなく、限定コンテンツやお得な情報も配信され、更に利便性が高まります。

セブンのATMでお金の出し入れも簡単便利。

 

御用聞きとしてきめ細かなサービスの提供をネットや電話で注文を受けるスタイル、生活のすべてがネットで完結するセブンはまさに日本一の御用聞きです。

セブンのオムニチャネル戦略が目指すものは

・いつでもどこでも買える売り場(ネット、リアル店舗)
・ニーズにあわせた新しい商品やサービスの開発
・高齢者などネットがうまく使え無くても店員が自宅へ出向き御用聞き

です。利便性の高い売り場、独自商品、高品質な接客でライフスタイルの変化をいち早くとらえ顧客のニーズにこたえます。

 
必要な物を必要なだけ、価格もリーズナブルでムダもなく生活資金の節約にも繋がって便利に使えるセブンネット。

コンビニは約3000アイテムしか店頭に置けませんが、その最大の弱点をオムニチャネルで克服しグループ全体の売上や利益を伸ばしセブンの進撃は続きます。

 

画像はセブンネットメディアホームページよりお借りしました。http://www.7andinm.co.jp/


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