100万貯めたい30代のお金の節約方法5つのポイント

マネー

2015.04.15( Wed )

100万貯めたい30代のお金の節約方法5つのポイント

急な出費にも慌てずに対処できるようやりくりをしながら、とりあえず100万貯めたいあなた、まずは現状把握から。貯める前にお金の使い方を見直すことが大事です。単にお金を節約をするだけではお金が貯まってもストレスも溜まってしまい継続できません。

100万貯まるお金の節約方法は、現状を把握し無理の無いやりくりが出来るように特別会計を家計に取り入れるという方法。浪費癖を押さえ一定額を計画的に使えるようになることです。

出費を見なおし無理の無いやりくりが計画的にできるようになることで、とりあえずの100万円の貯蓄をクリアできます。

お金を貯めるにはまず現状把握から
- お金が貯まらない原因、5つのチェックポイント
- あなたのお金が貯まらない原因はどれ？
特別会計で出費を楽しみに変える
- 目的を明確にして貯蓄
- 無理に節約しない～「浪費」も生活の楽しみ
ボーナス貧乏、リボルビング、クレジットのスパイラル
- ボーナス貧乏
- リボルビング払いのメリット・デメリット
不要な課金をなくす
まとめ～特別会計で楽しみな出費も確保し、100万貯める方法
- 100万貯めたい！お金の節約方法5つのポイント

お金を貯めるにはまず現状把握から

一般的に収入もまあまあ、贅沢ではないけれど衣食住に不自由なく気ままに生活を楽しんでいる30代。とはいえ不測の出費も多くなる時期でもあり、キリギリス生活では困る場面に遭遇することも。結婚を考えたらなおさらです。

貯蓄もそこそこしているのだけれどつい急な出費で使ってしまったり、中々貯まらないのには原因が…

お金が貯まらない原因、5つのチェックポイント

・無くても影響がないものを買ってしまう
・手持ちがなければクレジット、あるいはキャッシングの利用
・ボーナス払い、リボ払いの利用
・不要なサービス等の課金をそのまま放置
・無計画

◆その出費、今必要？

「今必要」「今でなくても良い」「無くても困らない」、この判断が出来ることが重要なポイント。

例えば好きなブランドで欲しかった商品がセール中！迷わず買ってしまう。手持ちがなければクレジット、現金払いしかできない場合は少額のキャッシング。それ、本当に今必要なものですか。購入してすぐに使えるものならお買い得でしょう。

でも、単に「欲しかった」だけだったら使い道をもう一度考えてみましょう。買うことで自分にどんなメリットがあるのか、冷静に判断することが大切です。

交際費（付き合い）は難しいところです。単に自分にはメリットがないからと参加しないのも、何でもかんでも顔をだすのも時と場合によります。社会人としての自覚が試される、と言っても良いかもしれません。断る場合は相手に不快感を与えず次に繋げることが重要です。

◆クレジット払い、キャッシングの利用

毎月の家計はそこそこ計画的にできているのだけれど、どうしても欲しいものがあったり早割の旅行代金等の支払い。その月にやりくりができない出費で利用することが多いのがクレジット払い。

クレジット払いは借金ですが、借入をしているという自覚が無いのが問題です。借り入れたら必ず返済しなくてはいけません。お金が目に見えないのでつい使いすぎてしまい返済時に慌てたり、貯蓄からの切り崩しが必要になることも有ります。

給料前に現金で1万円どうしても必要になったので、無利息のキャッシング。というケースも有ります。給料日に自動的に返済してしまえば問題では無く、むしろ賢い使い方の場合もあります。しかし返済のために貯蓄に回すお金がなくなってしまうことも。

◆ボーナス払い、リボルビング払い

少し値が張る買い物の場合によく使われるのがボーナス払い。毎月の家計では支出できないものをボーナスの先取りで購入することが多いです。

ボーナスの振り分けは前もって決まっていることが多く臨時の出費は貯蓄分の取り崩しとなってしまいます。ボーナスが想定していた金額より少なくて何処かから借入が必要になることも考えられます。

リボルビング払いは一見毎月の返済額が決まっているので、無理なく利用出来るように思えますが…総額を把握しにくいので気がついたら延々と返済が続いている、という場合も少なくありません。

利用するのであれば返済完了の時期まできちんと把握することが大切です。

◆不要な課金

有料の会員登録をしてほとんど利用していないサービスがないか、面倒がらずに一度確認してみましょう。ゲームアプリ等の課金制度にも注意が必要です。1つずつは僅かでも気づいたら結構な金額になっていることも多いです。

ゲームにのめり込んで課金のために借金をしたというケースもでています。

◆無計画

これが一番やっかいです。欲求のおもむくままお金を使ってしまうと収入を上回った借入状態になりかねません。無計画だから当然どのくらいお金を使ってしまったのか、貯蓄の切り崩しやクレジット、キャッシングの残高がどのくらいなのか、返済はどのくらい必要なのか、など全く把握できていません。

あなたのお金が貯まらない原因はどれ？

現状把握がきちんとできさえすれば最初の大きなハードルは乗り越えられたと言えます。原因となっている習慣をやめたり見直しをすれば良いのです。お金を使う前に今本当に必要な出費なのかどうか、支払い方法、支払い余力などをもう一度考えてみましょう。

急な出費は誰にでもあります。それを毎月の家計や貯蓄に影響が及ばないように節約できることが大事です。

特別会計で出費を楽しみに変える

特別会計（とくべつかいけい）とは、国または地方公共団体の官庁会計において、一般会計とは別に設けられ、独立した経理管理が行なわれる会計のことをいう。　出典：Wikipedia

家計費に特別会計？難しく考える必要はありません。毎月の収入の範囲で安定して暮らせるように無理なくやりくりをすれば良いのです。

目的を明確にして貯蓄

例えば服は

・毎月の給料とボーナスから予算を決めて貯蓄し、そこから支払う。
・年間の上限額も決めておく。

といったように目的を明確にして貯蓄額を決め、その範囲で使うようにします。予算の範囲内で購入するためには衝動買いや無駄は減っていきます。

無理に節約しない～「浪費」も生活の楽しみ

無駄を省こう、浪費をやめよう。と無理をするとかえって衝動買いをしてしまったりボーナスで発散してしまったり。思うようにたまらないストレスが貯まるばかりとなる可能性もあります。極端に減らすのはマイナスでしかありません。

一見浪費に見える出費でも、一定額を計画的に使えるようになることで貯蓄に回せる額も徐々に増えていきます。アレもダメ、これもダメはかえって良くありません。あなたの楽しみでもある「浪費」は生活のはりにもなっています。そうした「浪費」に回す予算を毎月の収支や貯蓄に影響がない範囲で確保する「特別会計」を取り入れることも重要です。

ボーナス貧乏、リボルビング、クレジットのスパイラル

上手に使えば非常に便利なボーナス払い、リボルビング払いですが一歩間違うと返済に追われることになりかねませんので注意が必要です。

ボーナス貧乏

楽しみにしていたボーナスなのに、クレジットカードのボーナス払いで残高なし。こうならないためにはボーナスに頼る家計のあり方を見直す必要があります。

毎月の家計で不足する支出をボーナス払いにすることはやめましょう。大きな金額の出費が判っているものは予め準備しておくべきです。毎月のやりくりで不足を出さないように家計を再生し、ボーナスは不測の出費に備える資金に回すようにします。

ボーナスはご褒美的な部分もあるので、普段買えないものや楽しみに使いたいのは当然の気持ちです。ただ、ボーナスを当てにした家計は生活の質自体を低下させる要因が有ることも否めません。

ボーナス一括払いは手数料もかからないし確実に得られる収入なので気軽に利用しがち。借金をしているという自覚も無くいつの間にか使い果たしてしまっていて、楽しみも得られないことにもなりかねません。できるだけ普段のやりくりで家計をまわし、ボーナスはゆとり分として使うようにします。

リボルビング払いのメリット・デメリット

リボルビング払いを利用する際は、毎月の返済額だけでなく返済の総額をきちんと把握することが重要です。カード会社によってリボ払いの種類や手数料、利用の仕方などが違うので必ず確認して下さい。

メリット
毎月の家計費を把握しやすい：毎月の返済額を一定に設定できる
高額な商品が毎月の負担を少なくして購入できる

デメリット
返済期間が長くなる：件数が増えると総額が増えるが返済額は増えない
どの商品の支払いが終わったのか分かりづらい：支払残高があるかぎり支払いが続く

例えば毎月1万円のリボ払いを利用したとして

・5万円の商品なら5回で完済
・返済2回目で更に8万円利用すると、残高は11万円（5-2+8）
・更に3回支払いをしたところで更に6万円の利用だと残高は14万円（11-3+6）

と毎月の1万円の返済は変わりませんが返済期間がどんどん長くなっていきます。このことを理解して利用しないと延々と支払いが続くことにもなりかねないのです。

リボルビング払いの例
　　
*クリックすると画像が拡大できます。　出典：社団法人日本クレジット協会

リボ払いを利用したい場合は返済期間中に新たな買い物をリボ払いにしないようにするのが良いですね。

不要な課金をなくす

スマホ世代では有料の会員登録を少なからずしています。中には登録しただけで利用していないサービスも有るはずです。利用料はわずかでも積み重なればバカにならない金額になることも有ります。面倒がらずに一度有料のサービスの見直しをして下さい。

ゲームアプリの課金のために借り入れをしてしまい、毎月のやりくりに追われているという笑えない話もあります。借金をするまでにはならないけれど、課金はやめられないという状況も多いようです。

ゲームアプリ自体は無料ですが大抵の場合、課金システムが組み込まれています。始める前は「課金なんかしないさ」と思っているのにゲームにのめり込み、つい課金してしまう…1つずつは安くてもいつの間にか大量に課金をしていて、請求が来てはじめてことの重大さに気づく。支払えずに借り入れをせざるを得ない状況に陥っているのに課金をやめられない。

適度な課金で抑える自信がない人は、ゲーム自体に触らないのが一番です。ゲームをしなくても死にはしません。