巨大地震の発生が危惧される昨今ですが ひとり暮らしでは自分の身を守るのは自分自身です。
被害を最小限に収めるためには、避難はなどいざというときに慌てないために日頃から地震対策をしっかり考えておきましょう。
地震の発生でまずすること、避難するときの注意点、日頃の備えについてそれぞれのポイントをまとめました。
地震発生でまずすること3つ
◆火を消す
火を使っていたらすぐに消すことが大事です。万一火災が発生しても天井に火が回っていなければ自分で消すことも可能。
延焼で被害を大きくしないためにも落ち着いて消火活動をしましょう。
大きな揺れの場合は火傷のおそれがあるので最初の揺れが治まるまで待ち消火します。
◆逃げ道を確保
地震で建物が歪み、部屋の中に閉じ込められてしまうこともあります。逃げる方向のドアや窓を開け逃げ道を確保することが大切です。
万が一火が出ている場合は逃げる際に閉めることも心がけましょう。空気の流れを切断することで火のまわりを遅く出来ます。
玄関まわりは物があふれないよう日頃から整頓しておきましょう。
◆身の安全を確保
家の中にも家具が倒れたり照明が落ちてきたり食器棚の食器が落ちて割れたりと危険がたくさんあります。
履きなれた運動靴をすぐ履けるように玄関においておき、部屋の中でも履いてガラスなどから足を守りましょう。
慌てて外に飛び出さず、机やテーブルなどの下にクッションなどで頭を覆って保護し潜りましょう。
クッションは頭にぴったり付けずに少し浮かせるようにすると衝撃を少なくする効果があります。
避難するときの注意点3つ
◆ガス・電気
ガスは地震で自動的に止まりますが残っているガスが漏れたりすることもあります。また電気のスイッチが入り加熱したりショートしたりする可能性もあります。
まずガスの元栓を閉めて電気のブレーカーを落としましょう。
◆一時避難所へ行く
市などが指定する広域避難所は設備も整えられていますが自宅から遠い場合が多いものです。身近な公園や学校などの一時避難所にまず避難して様子をみましょう。
指定された一時避難所の場所を確かめ、一度歩いて行って見るとよいでしょう。
◆歩いて逃げる
避難は徒歩が原則です。車は道路が通れなかったり渋滞に巻き込まれたりする危険性があります。
またエレベーターは使わず階段で避難しましょう。
ブロック塀や門柱、自販機などの倒れやすいものや看板などの落下にも注意しながら避難しましょう。
日頃の備え5題
◆食料の確保
・水: ペットボトル3㍑程度
・レトルト食品、缶詰、乾燥した食べ物等すぐに食べられるもの
*食料ではないですが、携帯用のコンロや鍋、紙皿、ラップ、ビニール袋、懐中電灯と乾電池、ティッシュなども便利です。女性は生理用品、基礎化粧品も忘れずに。
◆家具などの転倒防止
・大きな家具や棚は転倒防止グッズで固定
・万一転倒しても逃げ道を塞がないようレイアウトに注意
・重い物、大きなものは低い場所に置く
・食器棚などの扉には鍵をつける、固定した箱やかごにものを収納しておく
◆ベランダ
・ものを置いて避難口を塞がない
・鉢などは外に落ちないように工夫を
◆非常口をチェック
・消火器はあるかチェック
・非常口は使えるかチェック
・ヒビが入ったり老朽化した壁がないかチェック
*気になることが有れば管理会社、大家さんに相談しましょう。
◆避難場所と避難経路をチェック
事前に避難場所までの経路を実際に歩いて確認しておくことが大切です。狭い道や崖のそばなどは通らないようにしましょう。
家族と避難場所の確認をしておくことも大切です。
まとめ
いつ起きてもおかしくないと言われている巨大地震。ひとり暮らしではなおさらの事、日頃からの備えと心構えでいざというときに慌てず自分の身を守れるようにしておくことが大切です。
地震が収まった後も日常生活に戻れるまで時間がかかるかもしれません。最低限必要と思われる準備をして災害復旧まで乗り越えられるよう一人一人が心がける必要があります。
ここに挙げた以外にも生活用水の確保、避難所生活に持っていくものなど一度リストアップして見てください。