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スーパー緑茶のヒミツは茶カテキン「エピガロカテキン」にあり!

エピガロカテキンで免疫力アップスーパー緑茶

  

お茶の成分カテキンは脂肪燃焼効果でダイエットに良いと人気が有りますが、一手間でもっと美味しくしかも免疫力を回復するスーパー緑茶に大変身!知る人ぞ知る健康パワーアップで美味しいスーパー緑茶のヒミツをご紹介。

NHKためしてガッテンもスーパー緑茶の入れ方を取り上げます。一手間かけて5分間待つだけということですが、今回はおめでた報道で噂の真鍋かをりさんもゲストで出演、カフェインが殆ど無いスーパー緑茶は妊婦さんにも安心でまさにタイムリーですね。

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スーパー緑茶、健康パワーのヒミツはエピガロカテキン(EGC)

 

乾燥した茶葉には約10%~20%のカテキン類が含まれています。カテキンには多くの生理作用があり、生活習慣病の予防効果が期待されています。

茶カテキンの約50%はビタミンCの約90倍、ビタミンEの約20倍もの抗酸化作用があると言われているエピガロカテキンガレート(EGCG)です。免疫力に関わるのはエピガロカテキン(EGC)で約11%を占めます。

茶カテキンの種類と含有率

*茶カテキンの種類 と含有率

 

安くて美味しい健康パワー、スーパー緑茶の入れ方

氷水(4℃以下)100mlに、10gの揉んで砕いた茶葉を入れ、5分待つ

エスプレッソ風に入れるなら茶葉10gに氷水40mlで5分

 

スーパー緑茶は温度と時間とひと工夫がキーポイント

 

EGC、EGCGは82℃以上になると構造変化が起こり生理作用が低下し、20℃以下では抽出されにくいとされているので最も適した抽出温度が70℃~80℃とされています。

渋み成分のタンニンや苦味成分であるカフェインは80℃以下では抽出されにくく、またゆっくり時間(5分以上)をかけて抽出することでEGC、EGCGが抽出しやすくなります。

茶葉を揉んで砕くのは切断面を多くしたほうが成分が出やすいためです。長い針のようで開くと大きな葉に戻るような茶葉はEGCが出にくいのです。急須に入れた茶葉をスプーン等で砕いてもよいでしょう。

*ただし、切断面を多くした茶葉(水出し用の茶葉は仕上げ時に切断回数を増やしています)をお湯で入れた場合色や渋みが先に出て甘みが出にくいです。

 

EGC、EGCGはお茶の製造工程中に高温加熱をすると酸化が進みエピ(天然型を示す)がとれたガロカテキン、ガロカテキンガレートという熱異性体に変化して約50%が抗酸化力が弱くなってしまいます。市販の緑茶飲料は高温加熱処理がされているので熱異性化されています。

 

茶葉を購入するときの注意点

 

茶葉は酸化するとおいしさも半減しますが、抗酸化力も半減します。酸化を防ぐために

・摘んだあとすぐ加熱処理をされたもの
・2週間~1ヶ月程度で使いきれる量

を購入し、乾燥剤を入れて冷蔵庫で保存するのが望ましいです。

   

氷水出し緑茶で免疫力アップ

 

免疫力アップの働きをするEGCはより低温のほうがより多く抽出されますが時間がかかります。氷水出し緑茶は5分で旨味成分のテアニンと免疫力アップのエピガロカテキンが出てきて、美味しく香りも凄い!

80℃の場合はEGCとEGCGの割合は1:1ですが、20℃ではEGCがEGCGの約2倍になります。その他の成分は殆ど変わりはありません。4℃以下の氷水で入れると1.5倍も美味しくなる!

免疫力アップを主とするならば、氷水出し緑茶がお勧めです。これからの季節は冷たい飲み物が欲しくなるので冷蔵庫に常備しておきたいですね。ただし、飲み過ぎは血管を収縮させて身体を冷やし、返って免疫力を低下させかねないので注意が必要です。

カフェインがほとんど出ないので寝る前や子供、妊婦さんでも安心。もちろん抗酸化作用、抗菌作用、腸内環境を整える働きも保持しています。

 

水出し緑茶を作る際の一手間

4℃以下の氷水(カルキが気になる場合はボルヴィック/硬度30の軟水)がオススメ)
茶葉を入れて5分。別の容器に漉して移し替える
(麦茶パックなどに茶葉を入れても良いが、入れっぱなしにしないこと)

 

緑茶のカテキンの割合

エピガロカテキンガレート(EGCG)-免疫抑制的に働く-の割合が低い
エピガロカテキン(EGC)-マクロファージ(身体のお掃除屋さん)の活性を増強-の割合が高い

温度と時間によるEGCとEGCGの抽出量の違い

温度の違いによる各種カテキンの含有率の変化 出典: NARO農研機構

http://www.iacfc.affrc.go.jp/project/results/research_digest/digest_technology/digest_processing/054473.html

熱いお湯で入れて冷ました緑茶と水出し緑茶では味に違いがあります。熱いお湯ではタンニンが多く抽出されて渋みが強くなるのですが、水出しの場合はカフェインやタンニンが出にくいので甘みを多く感じます。色も黄色みが薄くなります。

 

エピガロカテキン(EGC)の免疫力

 

カテキンには非常に高い殺菌効果があり、除菌を謳う台所洗剤などにも配合されているのでおなじみですね。

風邪の予防に緑茶でうがいすることもよく知られていますが、カテキンは細菌やウイルスを退治して免疫力を上げる作用を持っているので効果が期待できるのです。

エピガロカテキン(EGC)は粘膜免疫系の働きを促進する働きがあることが確認されています。

呼吸器や消火器等の粘膜は外界と接しているので病原体の主な感染経路となっていますが、緑茶を飲むことで粘膜の殺菌効果が期待できます。

緑茶うがいが風邪の予防に効果があるとされているのはこのためです。

一方エピガロカテキンガレート(EGCG)はエピガロカテキン(EGC)の働きを弱める免疫抑制的な働きをするので、免疫力を重視する場合はエピガロカテキンガレート(EGCG)の割合が低くなる20℃以下が良いのですが、4℃以下の氷水での抽出が推奨されます。

氷水で5分の入れ方では、旨味成分のテアニンは出ますが、苦味が出にくく、カフェインもほとんど出ません。
お茶本来の渋みを味わいたい場合は氷水だしした後の茶葉をお湯で入れればOK。美味しいお茶を2度味わえますね。

 
 

抗酸化作用

 

緑茶に多く含まれている抗酸化物質は過剰に発生した活性酸素を無害な物に変える働きを持っており、若返りや健康維持に無くてはならないものと言えます。

活性酸素の過剰発生を防ぐための工夫や抗酸化物質を多く含む食品の摂取が健康のポイント。緑茶にはカテキンの他ビタミン類など優れた抗酸化物質が多く含まれています。

活性酸素は呼吸をしたり運動をしたりすることで毎日身体の中に発生しています。本来細菌の侵入を防いたり細胞の生まれ変わりを促進したりと健康に重要な役割を持っているのですが、紫外線のダメージ、ストレス、睡眠不足などで過剰に発生すると健康な細胞を攻撃したりシミや小じわ等老化の促進や様々な病気の原因ともなります。

 

茶カテキンは抗酸化作用のあるポリフェノールの1種

 

緑茶に最も多く含まれている成分が茶カテキン、健康成分の代表格です。ポリフェノールの一種で渋みの主成分です。タンニンと呼ばれてきました。

体脂肪低減効果が有名でトクホに指定されたヘルシア緑茶や黒烏龍茶等が人気が有りますね。 実はカテキンには脂肪燃焼効果の他にも抗酸化作用、抗癌作用、抗菌作用、消臭作用など様々な働きを持っています。

茶葉中には4種類のカテキンがあり、またお茶の製造工程中に加熱により酸化が進み抗酸化力の弱い状態に変化して8種類になります。ガレート型と遊離型が有ります。

  天然型 熱異性化
遊離型 EC   エピカテキン カテキン
EGC  エピガロカテキン ガロカテキン
ガレート型 ECG  エピカテキンガレート カテキンガレート
EGCG エピガロカテキンガレート ガロカテキンガレート

 

   

茶葉は出がらしまで有効活用

 

緑茶は飲むだけでなくかき揚げやホットケーキなどに混ぜても彩りもよく美味しいです。粉末を料理や和菓子にかけたり、かんで歯磨きにも利用できます。出がらしだってまだまだ有効に利用が出来ますよ。

例えば 佃煮、ふりかけ、 玄関まわりの脱臭(天日乾燥させて下駄箱、靴の中など) 、入浴剤 、庭木の肥料 等など

 

まとめ

 

今、フレーバー緑茶やしそ緑茶等、新しい緑茶が世界中で話題になっています。カテキン、カフェイン、テアニン、ビタミン類等健康に良い成分が豊富な緑茶の効能って凄いですね。

緑茶は出がらしまで有効に利用できるエコな健康食品と言えます。ペットボトルの緑茶よりも安くて美味しい、ひと手間かけたスーパー緑茶で今年の夏も元気に乗り切りましょう!

 

人間、健康であればどんな状況になっても生活はしていけるものです。しかし病気では働きたくても働けず、お金に困って借り入れをしても返すことも出来ません。

老若男女健康であることの幸せを今一度感謝して、これからも健康であるよう安くて美味しいスーパー緑茶の健康パワーも大いに利用したいですね。

 
 

参考:緑茶の成分と効能 

種類 効能
カテキン(渋み成分) 血中コレステロールの低下
体脂肪低下作用
がん予防
抗酸化作用
虫歯予防、抗菌作用
抗インフルエンザ作用
血圧上昇抑制作用
血糖上昇抑制作用
口臭予防(脱臭作用)
カフェイン(苦味成分) 覚醒作用(疲労感や眠気の除去)
持久力増加
二日酔い防止
利尿作用
テアニン(旨味成分) 神経細胞保護作用
リラックス作用(α波出現
ビタミン類 ビタミンC 皮膚や粘膜の健康維持(コラーゲン形成)、抗酸化作用
ビタミンB2 皮膚や粘膜の健康維持
葉酸 神経管閉鎖障害の発症予防、動脈硬化予防
βカロテン 夜間の視力維持
ビタミンE 抗酸化作用
サポニン 血圧低下作用、抗インフルエンザ作用
フッ素 虫歯予防
r-アミノ酪酸(GABA) 血圧低下作用
ミネラル 生体調節作用(カリウム、カルシウム、リン、マンガンなど)
クロロフィル 消臭作用

 

*この記事は管理人が独自で調べた内容です。この入れ方で誰もが美味しいと感じたり免疫力がアップするわけではありません。
また「ためしてガッテン」の放送の解説ではありません。放送内容は番組HPでご確認下さい。

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