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パワースポットからより運気を得るために知っておきたい知識と作法

パワースポットからより運気を得るために知っておきたい知識と作法出典:Wikipedia 深川不動堂

 

初詣やお宮参りは神社へ、お彼岸はお寺へ。一般的な日本人の行事と言えますが一神教であるキリスト教などからみると日本の宗教観は特異なものといえるかもしれません。

近年人気のあるパワースポットには神社やお寺も数多く、信仰や宗教とは違った意味で訪れることも多いでしょう。

でも、折角ですから神道や仏教についての知識や作法も身につけてパワースポットを訪れてみましょう。

神社は感じるもの、お寺は見るもの、とも言われます。また違った感覚を得ることが出来るでしょう。

 

 

神道とは

 

神道というと難しく聞こえますが、お宮参り、七五三、初詣、夏祭りや秋祭り、受験や商売繁盛等日本人の生活に密着した古来からの日本独自の宗教です。

日本人はあらゆるものに魂が宿るという感覚を持っており(八百万の神、やおよろずのかみ)、自然崇拝や先祖崇拝から生まれたのが神道です。

神道の本質は結びです。神様と人々、人と人の間を結びともに楽しむのです。

神道には明確な教義や経典はありません。古事記や日本書紀などの古典が規範と言われています。

天照大御神や天の岩戸の記述は多くの日本人が一度は読んだことがあるのではないでしょうか。どこか人間臭い神様は親しみやすいと言えます。

 

知っておきたい神社のお参りの作法

 

必ずしもこの通りにする必要はありませんが、作法に則り訪れることでより神社を「感じる」ことが出来るでしょう。

◆境内に入るときは鳥居で一礼してから入る

鳥居をくぐるということは神様の聖域に立ち入るという意味もあります。鳥居の前で身を整え一礼して気持ちを引き締めてからくぐると自分の気持ちもすっとします。

境内に通じる道が幾つもある場合は近道をせず、正面玄関でもある鳥居をくぐりましょう。

 

◆手水でお清めをする

参拝の前に手水を使うのは水で身も心も清めてから神様の前に進むための儀式です。

柄杓一杯の水で両手、口、柄杓の柄を洗い流し伏せてもとに戻します。

口を清めるときは柄杓から直接水を含んではいけません。必ず左手に水を取りそれを口に含ませます。

この時飲んではいけません。

 

◆お参りの仕方

神社のお参りの作法出典:愛媛県神社庁 大山祇神社

二礼二拍手一礼が基本ですが、神社によってはお参りの作法が記されている場合もあります。この場合はそれにしたがってお参りしましょう。

ちなみに出雲大社は二礼四拍手一例です。

拍手は神様をお呼びするためのものなのでしっかり音をたてましょう。二礼は腰を90度に曲げます。最後の一礼は深々と。

 

◆鈴を鳴らすタイミング

伊勢神宮系の神社では鈴のないところもありますが、通常はお賽銭を入れる、鈴を鳴らす、二礼二拍手一礼の順で。

鈴を鳴らすのは神様をお呼びするためです。

お賽銭はお供え物なのですべての賽銭箱に入れる必要はありません。たくさん入れたからといって願い事が叶いやすいわけではないので勘違いしないようにしましょう。

金額は気持ちです。

 

*引いたおみくじは持ち帰る?

神様からのメッセージをお守りとして持ち帰ることも多いおみくじですが、境内の木や縄などにたくさん結んでありますね。

江戸時代あたりにゲンを担ぐ意味で「結ぶ」=神様と縁を結ぶ、好きな方と結ばれる、という意味合いから始まった、あるいは意にそぐわない内容のものを神様に結んでもらう、と言ったように諸説あり定かではありません。

お守りにする、そうならないよう戒めるなど人によって取り方は様々なので持ち帰っても結んでもどちらでも構わないと思います。

仏教とは

 

約2500年前にお釈迦様の「修行を積んで心理を体得するれば、誰でも悟ることあ出来る」という教えが始まりです。

キリスト教、イスラム教徒と並ぶ世界三代宗教の一つです。6世紀半ばに日本に伝来し、聖徳太子が積極的に導入したことは有名です。帰属を中心に広まっていきました。

目に見えない日本古来の神様に対し、仏像という目に見える形で存在したので日本人の心をとらえたと言えるでしょう。

神道とも融合し「神仏習合」という世界でもまれな共存関係を築いてきました。

 

 

知っておきたいお寺のお参りの作法

お寺のお参りの知っておきたい作法出典:信貴山朝護孫子寺

仏教といってもいろいろな宗派があり、それぞれの作法には違いがありますが基本的にはさほど代わりはありません。

 

◆ご本尊の前で頭を垂れる

細かい点では周波により違いますが、ご本尊の前では両手を合わせて頭を垂れお祈りしましょう。仏様を敬う気持ちが大切です。

この機会に自分の家の宗派を知っておくとよいでしょう。

 

◆拍手はしません

神社の鳥居にあたるのが山門です。山門で本堂に向かって一礼して境内に入り手水で身を浄めます。

ご本尊が目の前に鎮座していますので拍手は必要ありません。

 

◆たくさんの建物がある場合はどこから?

大規模なお寺などではどこから見たら良いのか迷いがち。インド式の礼拝方法は自分の右側を中心に向け相手に敬意を示すもの。時計回りに回れば良いでしょう。

仏塔と金堂は訪れたい場所です。

 

◆拝観料を取らないお寺は入れる?

本来お寺は神社と同じで誰でもお参りできるものですが、住職によっていは檀家、信徒出ないとダメという考える方もいらっしゃいます。

必ずご挨拶して確認してからにしましょう。

 

 

その他お参りで注意したいこと

 

写真撮影はほかの参拝者の迷惑に成ることもあるので禁止されていなくても注意しましょう。特にほかの参拝者が写らないように配慮することも大切です。

参道は神様の通り道です。真ん中を避けて通りましょう。

防止やコートは参拝の時だけでも脱ぎましょう。

境内の飲食やペットの散歩は禁止されていなければ基本的には良いのですが、ゴミの始末屋マナは守りましょう。

願いがかなったらお礼参りは必ず行きましょう。

お守りや御札は近くの神社やお寺に返しても大丈夫です。

 

 

まとめ

 

神道は日本古来の信仰ですが仏教が伝来しても排他するのではなく融合して日本独自の信仰が育ったとも言えます。

苦しい時の神頼みと「神様、仏様、お釈迦様」と唱えたりしませんか。2つの宗教が共存してきたことが外国から見た日本人の曖昧さにつながるのかもしれません。

神社とお寺では作法が違いますが心構えは同じ。神聖な存在を敬う気持ちが大切です。

作法を知っているとより気を感じられることも確かですが、それよりも重要なのはどんなパワースポットに行っても神聖な存在を敬う気持ちを持つことです。

 


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