一人暮らしを始めた新入社員の多くが最初にぶつかる壁が赤字家計。貯金の切り崩しや実家からの借金などでしのげるのも限度がありますね。
「今月はこれだけかかる」と支出有りきの生活をしていないかをチェック!
あなたのお金の使い方を診断します
家計管理で給料日前の極貧生活から抜け出るための第一歩は収入に見合った予算をたてること。そのためには今のお金の出入りを把握する必要があります。
一人暮らしのシンプルなひと月の家計の目安とAさんの2月の家計です。
Aさん
家賃が含まれていないのに大幅な赤字。貯金の切り崩しと実家からの借金も後がなくなったのだとか。何にいくら使ったのかが全く把握されていません。
チケットや交際費が突出しているの明細を記録してみましょう。いかにムダなお金を使っているかが見えます。
また、被服や美容も収入からみてかけ過ぎです。食費や光熱費などはまずまずですので雑費、被服の項目に大鉈をふるう必要があります。
BさんとCさんの平均的な家計
Bさん
堅実な家計管理ができていると言っても良いですが雑費、被服がないのが気になります。
身だしなみや娯楽も必要だと思うので保険と光熱費の見直しで節約できた分を交際費にするとよいのではないでしょうか。
老後に備えて貯金を増やしたいことですが今の生活にもゆとりを持つことも大事だと思います。
年間の貯蓄目標額を計算して定年までどのくらい貯められるか、車の買い替えなどの出費を考えると貯まる額が見えてきます。
Cさん
かなり堅実な家計管理をされています。貯金もしっかりできているとのこと。更に節約したいということですがスマホとPCの部分を見なおしてみましょう。
PCはスマホからWifi、WIMAXで接続すると1万円位やすくなりますよ。PCでお仕事をされている場合は支障があるかもしれませんが、それ以外でしたらさほど通信速度は遅くないので気にならないでしょう。
また、実家との家族割りやインターネット割が使える場合もあるのでショップで相談してみましょう。
一ヶ月の収支を記録する
漠然と使っているとどこにムダがあるのかわかりません。まずはひと月、お金の出入りを記録してみましょう。
ここで、「よし、家計簿をつけるぞ!」と張り切ってもほとんどの人がすぐに挫折します。家計簿管理は記録をつけることに慣れ、費目わけが出来てからでないと失敗します。
記録をつけると行っても詳細付ける必要はなく大雑把に固定費、食費、被服費、娯楽費、雑費程度に仕分けしてレシートを分ける、ノートにメモをするなどしてください。
食費はできれば外食、コンビニ、食材と分けるとベターですが食費でも良いです。
どの部分にムダが多いかはひと月たって収支をみればおおよその判断がつきます。
理想の収支バランスと照らし合わせ、突出している収支が有ればそこが節約ポイント。次の月は突出していた支出を更に細かく仕分けして記録しましょう。
2ヶ月間支出の記録をつけ、節約ポイントがわかったら次にどうしたら良いのかを考えられますね。予算をしっかり立ててその中でやりくりしましょう。
冷蔵庫の中をチェック!
ライフスタイルが違えば支出におけるバランスも違ってくるので一概に言えませんが一番多いのは食費のムダです。
入社したては仕事で疲れ自炊する気力に欠けて、外食やコンビニなどの惣菜やお弁当などの利用が多くなるのも仕方ないのですが食費のムダは思った以上に大きいものです。
「えー、でも頑張って自炊しているし特売やまとめ買いをしているのにどうしてこんなに食費がかかっているの!」と思ったあなた、冷蔵庫を覗いてみてください。
節約しているのに食費が多い場合、冷蔵庫にいろいろなモノが入っていませんか?
雑誌などによく登場するやりくり上手の主婦の冷蔵庫はスッキリキレイに片付いています。保存した日付もついています。
あなたの冷蔵庫の中身を書き出してみてください。期限切れのモノやいつ冷凍したかわからない霜つきの肉や魚などがワンサカあるのではないですか。
せっかく特売やまとめ買いをしても忘れて結局捨ててしまうモノが多いのが赤字の原因!
捨てたモノの価格は?
使わなかった(使えなかった)食材を捨ててもあまり金銭感覚がわきませんが、これを見える化してみましょう。
スーパーなどのレシートを冷蔵庫にベタベタ貼っていきます。捨てたものはマーカーでチェックして1ヶ月分を計算してみましょう。
どうです。びっくりするくらいの金額になっていませんか。捨てた金額はムダにした食費です。その分節約できる金額ということですね。
更に今まで捨てていた分も工夫次第ではムダにせず食べきれるものも多いはずです。
まとめ
支出の管理をすることも勿論大事ですが、収入に応じて予算を割り振り、やりくりすることをキモに命じましょう。
出て行くお金を把握し、収入に見合った予算をたててやりくりすることがお金のムダを省き節約につながります。
食材に限らずかったもの、捨てたもの、在庫などなど、何でもノートに書き出す週間をつけると実に多くのモノをムダにしていることが見えてきます。
一人暮らしさんだけでなく、新婚さんも家計診断をして赤字の原因、見直すポイントなどムダを見つけ節約ポイントを見える化することをおすすめします。
さあ、今すぐあなたの家計を診断して赤字体質からの脱却計画をスタートさせましょう!
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