公共料金は必ず出て行くお金なので節約は難しい部分もありますが、わずかでも節約できれば毎月のことですから年間で考えると結構な額になったりするものです。
電気代、水道代、ガス代などの公共料金は使い方を変えるだけでも節約することが出来ます。
公共料金、5箇条の節約術
1.水の出しっぱなしをしない。
2.口火のつけっぱなしをしない。
3.基本アンペア数を下げる
4.コンセントをマメに抜く。
5.設定温度を見直す。
まずはひと月の使用量を確認してみましょう。平均値と比べて著しく多い場合は明らかにムダが多いと言えます。
水道料金
工夫次第では1年で約1万2千円程度の節約も可能です。
一人暮らしで1日に使う水の量は平均400㍑と言われています。(住んでいる地域や水道管の口径等によって基本料金がかなり違います。下水道が完備されている場合は更に多くなります)
こんな統計が有ります。
なんと全体の35%がムダに使われています。2㍑のペットボトル約4万5千本相当が一年でムダに流れているということになります。
♦歯を磨く時、顔を洗う時に水を出しっぱなしにしていませんか。実は1分間出しっぱなしにしただけでも12㍑もムダな水が流れてしまいます。
約12円/1分の無駄なのです。わずか12円でも毎日、365日となると1分の出しっぱなしは4380円も水を使っていることに。
歯磨きをコップ1杯の水ですると、約1.18円が1回に節約することができ、自宅で2回歯磨きを1年したとすると約861円の節約になります。
♦食器洗いも溜めすすぎにすると1年で約2628円の節約。
♦洗濯も「週末にまとめて」、「タオル等汚れの少ないものはスピードコースで」、「注水すすぎはやめて溜めすすぎ」。
季節や条件によっては出来ない場合もありますが、これらを実行したとすると約4000円の節約になります。更にお風呂の残り湯利用なら約1500円の節約に。
♦入浴もシャワーで済ませるなら21分以内がお得。年間約2900円の節約になります。節水シャワーヘッド使用なら更に657円の節約です。
ガス料金
ガス料金は基本料金+使用料×従量料金単価です。節約するほど安くなります。
ガス料金はあまり節約することができませんが、ムダがないかをまず確認。その上で年間約3000円程度は節約することが可能でしょう。
♦給湯器や湯沸し器などの口火はつけっぱなしをしないようにしましょう。例えば給湯器は1日35円もムダに使うことになり年間12775円も余分にかかってしまいます。
♦ガス料金を節約する工夫として
「底の広い鍋で中火で調理」がポイント。圧力鍋の利用もオススメです。
その他に電子レンジで下茹でする、お湯は給湯器のお湯から沸かす、給湯器の温度を下げるなどの方法があります。
電気料金
電気料金は基本アンペア料金+使用料×従量料金単価です。基本アンペア数を下げれば基本料金も安くなりますが、ブレカーが落ちてしまうのも困ります。
部屋の家電の電力量を計算してみましょう。
主な家電の電力量
東京電力だと30アンペアから15アンペアに変えると基本料金は半分になります。
またライフスタイルに合わせて、朝得プラン、夜得プラン、半日お得プラン、土日お得プラン等もあり上手に利用することで電気料金の節約に。
参考:東京電力電気料金メニュー http://www.tepco.co.jp/e-rates/individual/menu/home/index-j.html
*アンペア数は一度変えると一年は変えることが出来ないので注意してください。
電気料金の節約ポイント
♦炊飯器
保温はしない、コンセントを抜く。
ご飯は保温にせず、炊いたらすぐに1膳ずつ小分けにして覚まし冷蔵庫へ。食べるときにレンジで温めると1日3食ご飯を食べたとすると年間で約2500円の節約になります。
保温したご飯よりも美味しいところもミソです。
炊飯器の大きさもポイントです。例えば3合のご飯をたくのに、3合炊きの炊飯器と5合炊きの炊飯器で比べると3合炊きのほうが年間で約1000円程度の節約になります。
♦冷蔵庫
設定温度をこまめにチェック。可能な限り弱にしましょう。1日約20%の節約になります。
季節によっては強の設定も必要ですが弱設定を半年すると年間約1200円の節約に。
置き場所も気を付けましょう。壁から2cm以上話す、上にものを載せないことがポイントです。
モノの詰め込みすぎも電気代が増える原因となります。
♦待機電力
使わない家電もコンセントを抜かないと少しずつ電気が消費されています。
待機電力は消費電力全体の10%程度もあると言われているのでこまめにコンセントを抜くことで年間約9000円の節約も可能です。
冷蔵庫や留守電は抜くわけには行きませんが、待機電力の大きいステレオ、パソコン、エアコン、電子レンジなどはプラグを抜く習慣を付けましょう。
出かける前に使わない部屋のブレーカーを落とすという手もありますが、冷蔵庫や留守電の配線は切らないように気を付けましょう。
手元で待機電力をカットすることの出来る配線プラグの利用もよいでしょう。
まとめ
生活の質を落とさず支出が減るというのが節約の最優先事項であることをまずキモに命じておきましょう。(勿論贅沢をしている場合は、贅沢をやめることは必要です。)
1.水の出しっぱなしをしない。
2.口火のつけっぱなしをしない。
3.基本アンペア数を下げる
4.コンセントをマメに抜く。
5.設定温度を見直す。
5箇条の節約術を実行した場合、年間で約6万円ほどの節約も可能ですが無理は厳禁!
最初から全部やろうとせずにまずは現在の料金、使用料を確認し、できることから少しずつ取り組んでみましょう。
参考 主な家電の待機電力料金
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