ひとり暮らしでは、自分の部屋だけでなく台所やお風呂場、トイレ、玄関まわりとすべてを掃除しなくてはいけません。
また、室内をキレイに保つことで光熱費の節約や退去時の原状回復費が不要、あるいは少なくて済む、という利点もあります。
市販の洗剤やグッズだけに頼らず身近に活用できるものはたくさんあります。知らず知らず掃除が出来る掃除の基本と裏ポイントを
①台所 ②お風呂 ③トイレ・洗面 ④家具・家電 ⑤床 ⑥窓に分けてまとめました。
その前に頑固な汚れにしないための簡単な裏技を5つ。
目次
汚れ防止の裏ワザ5選
何事も毎日の積み重ねがモノを言います。掃除は苦手というあなたも市販の洗剤やグッズを使わなくても、ささっと簡単に出来る掃除の基本と裏ワザで汚れを防止!
簡単掃除の便利グッズは 歯ブラシ、歯磨き粉、レモン、重曹、酢、新聞紙、アルミホイル、軍手等(順不同)。この他不要になった下着を小さく切って布巾の代わりにしたり、100円ショップのスプレー容器も便利です。
1.流しの下・押入れなど
湿気がこもりそうな流しの下や押入れなどには新聞紙を敷きましょう。湿気を吸うのでカビやダニの発生も防ぐ効果があります。
2.食器だな
包装紙やペーパータオル、専用のシートを敷いておきましょう。汚れの防止になり掃除も楽です。
3.ゴミ箱
ビニール袋の底に新聞紙を敷いておくと水分がゴミ箱に漏れるのを防げます。念のためビニール袋を2重にしておくと更に安心。
ゴミの入ったビニール袋を新聞紙毎捨てる⇒残っている2枚目の袋の底に新聞紙を敷きゴミ入れにする⇒新たにもう一枚足す。
これを繰り返すとゴミ箱が汚れません。
4.換気扇・コンロ
換気扇の縁やコンロは油汚れが溜まりやすいのでアルミ箔などでガードしておき、汚れたら取り替えるようにすると掃除が楽です。
5.布製のソファや電気のシェードなど
布製品や合成樹脂の製品にも防水スプレーを吹きかけておくと、汚れやシミがつきにくくなり掃除も楽になります。
掃除の基本:汚れはすぐに落とす
基本の基、です。汚れたらその場ですぐ落とすこと。時間が経つと落としにくくなったり汚れが染み付いてしまったりします。
ホコリも放っておけば頑固にこびりついたり、水分を含んでカビが生えたりしてしまいますね。
すぐに拭いたり吐いたり出来るように掃除道具はまとめて取りやすい場所においておく、テーブルや台所、洗面所などにそれぞれ使い捨ての雑巾のようなもの(古い下着をハンカチ程度の大きさに切っておくとそのまま捨てられるので便利です)をおいておきましょう。
テーブルの上はスプレー容器に入れた水と乾拭き用の布巾が便利です。
1.台所の掃除のポイント
油汚れや水垢などをためないためには使ったらすぐに拭き取ることが肝心。時間が経つとこびりつき掃除にかかる時間も手間も増えてしまいます。
ガスレンジ⇒水栓の金具⇒排水口⇒シンクの順番に掃除しましょう。
毎日の拭き掃除をしておけば定期的な掃除も楽になるので使ったら拭く、を忘れずに。
◆ガスレンジ
五徳と受け皿
重曹をふりかけしばらくおいてから古い歯ブラシでこすります。重曹を溶かした液に付けてもよいでしょう。
ガス台
液体石鹸でこすります。そのあとに酢水をかけると泡が分解されるのでペーパーで拭きとるだけで終わります。
水栓金具
軽い汚れならメガネ拭きで磨くだけでも綺麗になります。100円ショップでも買えます。
水垢は歯ブラシに練歯磨きをつけてこすります。水拭きして乾いたタオルで磨きましょう。
◆排水口
三角コーナー
できれば失くしましょう。牛乳の空きパックを代用したりすれば可能です。
湿気と食べかすがカビや雑菌となりヌルヌルの原因となります。ビニール袋の水に台所用の漂白剤を指定の量加えて三角コーナーを30分ほど浸けます。取り出したら水洗い。
排水口のニオイ
酢液をスプレーでふりかけましょう。酢酸の殺菌効果がニオイのもとの雑菌に効果があります。水洗いの必要もありません。
◆シンク
水垢
白い水垢は水道水の残留塩素です。クエン酸が水垢を分解するのでレモンの切り口で拭くとキレイになります。
サビ
洗濯用の還元型漂白剤を60度程度のお湯でペースト状に溶かしてサビに塗り、30分ほど置きます(長すぎるとシンクを痛めるので注意)。歯ブラシや柔らかいスポンジでこすれば面白いようにサビが取れます。
◆キッチン家電
電子レンジ
ぬれ布巾を入れて30秒加熱して上記で汚れを落ちやすくしてから拭きます。
ニオイはレモンの皮を入れて1分加熱すればOK。
冷蔵庫
しつこい汚れはまず電源を切り中の物を取り出しましょう。お湯で薄めた台所用洗剤を布に含ませて拭いた後水拭きをします。
冷蔵庫の下にある蒸発皿も定期的に掃除しましょう。
トレイに並べたり牛乳パックを利用したりすると庫内が汚れにくく、掃除も楽です。
冷凍庫の霜
熱くなる前に霜取りをしましょう。電源を切って中の物を出し、熱湯をボールに入れて霜をゆるめます。割り箸などでとったら乾いた布で拭きましょう。
2.お風呂の掃除のポイント
お風呂の掃除は浴槽⇒バス用品⇒床の順に掃除をしましょう。(防災の面から考えると浴槽には水を張っておくことが良いのですがココでは掃除にポイントを絞って考えています。)
湯垢は時間が経つと落ちにくくなります。使用後にお湯を抜きながら掃除をしてしまいましょう。熱いシャワーをかけるだけでも違います。
最後に水をかけるとカビが生えにくくなります。換気のために窓を開ける、換気扇を回すことも忘れずに。
◆浴槽
軽い汚れはスプレータイプのお風呂洗剤を吹き付けてスポンジでこすり水で洗い落とします。しつこい汚れは浴室用のクレンザーを使いましょう。
混ぜるな危険!
塩素系と酸性タイプの洗浄剤や漂白剤を同時に使うと有害ガスが発生することもあり危険です。続けて使った場合も同様なので取扱い上の注意を守って使いましょう。
◆バス用品
ゴム手袋の上から軍手を羽目洗剤を吹きかけてこれで拭きます。細かい部分には歯ブラシと練り歯磨きがオススメ。
◆床
床の隅や排水口などは歯ブラシと練り歯磨き。排水口の髪の毛の詰まりを簡単に取れるシートもあるので利用してもよいですね。
3.トイレ・洗面所の掃除のポイント
◆トイレ
使った後にブラシで軽く磨いておくと良いです。寝る前やチュ時間の外出前にトイレ用洗剤をペーパーに染み込ませ貼り付けておくと自然に汚れが落ちています。
頑固な汚れは目の細かい耐水性のサンドペーパーで円を描くようにこすると取れます。
レモン果汁や済の洗浄効果と殺菌効果があるのでアンモニアを分解してくれます。便器に吹きかけておくだけで良いので役立ちます。
◆洗面所
ながら掃除がオススメです。歯を磨きながら空いている方の手でこすりましょう。水気は使うたびに拭き取り水垢を残さないようにします。
4.家具・家電の掃除のポイント
◆木製家具
乾拭きが基本です。汚れがひどい場合は中性洗剤を含ませた雑巾を固く絞って拭きます。白木の家具は吸収性が良いので水分でシミにンる場合もあり、注意しましょう。
◆革製ソファ
ソファーカバーをかけると汚れがつきにくいし、部屋のイメージチェンジもできるのでオススメです。
汚れた場合は衣類用の中性洗剤を薄めた液に雑巾を含ませ固く絞って拭き落とします。水で固く絞った雑巾で洗剤分をしっかり拭き取りましょう。
乾いてから柔らかい布で革用クリームを塗っておきます。
◆テレビ
テレビは水気を嫌います。基本的にハンドワイパーなどでホコリを払いましょう。AV電気専用の静電気防止スプレーをかけておくとホコリ防止に役立ちます。
◆エアコン
フィルターのホコリは光熱費を10%高くします。3ヶ月に一度はフィルターを外したわしでホコリをこすりとり、水洗いして日陰でよく乾燥させましょう。
掃除機でホコリを吸いとるだけでも違うのでマメに掃除をしましょう。
◆照明
ホコリが熱で集められてしまいます。半年に一度照明器具も掃除をしましょう。シェードがプラスチック製の場合h水洗いか住居用洗剤をスプレーした布で拭きます。
木製や紙製のシェードは静電気ブラシなどで丁寧にホコリをとりましょう。
5.床の掃除のポイント
◆フローリング
普段の掃除は専用シートでホコリを拭き取れるグッズを利用しましょう。雑巾も取り付けられるタイプなら拭き掃除もたったままできるので簡単便利です。
キズや汚れから守るワックスは米のとぎ汁で代用できます。お金もかからないので試してみてください。
◆畳
水分を嫌うので目にそって乾拭きが良いです。掃除機は奥から手前、出入口の方に向けてかけましょう。汚れが広がらずに済みます。
汚れが酷い時は室内用の洗剤で拭き掃除しますが、目立たない場所で変色しないかチェックを忘れずに。
・水拭きに酢水を使うと酢酸が汚れを分解してくれるので汚れがよく落ち、ツヤもでます。バケツの水にお酢を一滴垂らすだけです。
・ヘリは歯ブラシで。中性洗剤と歯ブラシで汚れを掻き落とし、お湯で固く絞った雑巾で仕上げましょう。
・煙草の灰はあら塩をまいて軍手をはめてこすると浮き出てくるので掃除機で吸い取ると良いでしょう。
・カビは消毒用エタノールをスプレーして布で拭き取ります。乾拭きやほうきではくと胞子を撒き散らしてしまうのでやめましょう。
◆カーペット
普段は良く通る場所、真ん中をサッと掃除機をかけるかコロコロカーペットで汚れをとりましょう。
汚れが目立つ部分は中性洗剤を雑巾に含ませ、毛並みに逆らうように左右から拭き取ります。掃除機は部屋の中心から毛並みと反対に半分ずつ掛けます。
・水性のシミ①水雑巾で拭く ②中性洗剤を含ませた雑巾で拭く ③歯ブラシなどで汚れをかき出し布に移す
・油性のシミ①ベンジンを含ませた布で拭く ②ブラシで汚れをかき出す ③水雑巾 ④中性洗剤
・ガムは氷で冷やして固めてはがす
・ロウはティッシュをおき上からアイロンを当てて溶かして取る
6.窓の掃除のポイント
◆窓ガラス
ゴムのヘラ付きの水取り用ワイパーが便利ですが、水拭きのあと丸めた新聞紙でくるくると円を書くように磨くと新聞紙のインクがワックス代わりになりきれいになるし汚れもつきにくくなります。
◆カーテン・ブラインド
結構汚れます、3~4ヶ月おきくらいに洗濯、拭き掃除をしましょう。自分で洗える素材を選べとクリーニング代がかかりません。
洗った後はそのまま吊るしてしまうとキレイに乾きます。(湿気の多い時は外に干したほうが良いです)
掃除の際にカーテンやブラインドにも掃除機をかけるようにすると良いですよ。
◆ココも忘れずに!
ブラインドは軍手で羽の間をはさみ横に動かすと汚れが簡単に取れます。丁寧に掃除をするなら濡れた雑巾で一枚ずつ挟んで拭き、乾拭きを。
カーテンレールのホコリも忘れずにキレイにしましょう。
◆網戸
裏側に新聞紙を当てて掃除機でホコリを吸い取りましょう。その後洗剤を含ませたスポンジ2個で裏表から挟んで拭きます。水拭きも忘れずに。
網戸用の掃除グッズも市販されているので利用してもよいでしょう。
まとめ
掃除は苦手、ホコリでは死なないから大丈夫!なんて言っていると思わぬ出費につながることもあるんですよ。
何より健康面でも良くないし、精神面でも良いとはいえません。面倒な掃除も考え方を変えればさほど苦にならず毎日出来るものです。
頑固な汚れになってしまったらキレイにするためにはお金も時間もかかります。掃除をきちんとすることで光熱費の節約にもつながります。
掃除をラクにするためには「使ったらすぐに拭く!」が大前提です。ながら掃除、ついで掃除、予め掃除がオススメ。これを習慣づけてしまえば日常の掃除も簡単でラクラクに。
初めから全部やろうとしても続かないのでまずは出来そうなところから手をつけていきましょう。焦らずマイペースがコツです。
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あなたなりの裏技を編み出して掃除の達人になりましょう!