京都南禅寺の京懐石、瓢亭の名物「瓢亭玉子」。ふっくらぷるんとした白身にとろける黄身。一度食べるとやみつきになります。
それだけでも立派に一品となりますがサラダのドレッシング代わりに添えたり、うどんのトッピング、炊きたてのゴハンにのせたりと給料前のピンチにも大活躍の節約レシピ。
残りのお金を気にせずとも特売の玉子で作った瓢亭玉子を添えれば、給料日前の節約生活で貧弱になりがちなメニューのバリエーションも増え、食卓の華やかさも演出できます。
作り方は様々な方法が紹介されていますが、黄身のとろみ具合はなかなか調整しにくいもの。ゆで時間も6~7分という物が多いです。
1分茹でるだけで瓢亭玉子を失敗なく作れる秘伝の方法をあなたにこっそり教えます。
特売の玉子を5分で懐石料理に大変身させる超簡単節約レシピ
◆用意するもの
・鍋2つ(玉子を入れる鍋とお湯をわかす鍋)
・ボール
・塩
・菜箸
・玉子(常温にしておく)
◆塩水を作る
ゆでた玉子を塩水につけ味を染み込ませますが、冷めていないと玉子がゆだってしまうのでまず塩水作りから。
塩の分量は玉子の個数、好みによって変わりますが少ししょっぱいかな、位の量を標準にしてください。
塩水を入れた容器を氷水にあて、塩水をかき混ぜると早く冷めます。
◆鍋でお湯を沸かす
玉子が十分隠れるくらいのお湯をわかします。その間にもう一つの鍋に玉子をそっと入れておきます。(水は入れません)
玉子を常温にするのは、熱湯を注いだ時に殻が割れて中身が飛び出さないようにするためです。
◆お湯が沸騰したら玉子を入れた鍋に一気に注ぐ
この時なるべく玉子に直接お湯がかからないようにすると割れにくいです。
◆玉子入りの鍋を火にかける
熱湯を注いだ卵入りの鍋を火にかけ、ふたたび沸騰してきたら1分ゆでます。1分はきっちり守りましょう。鍋とタイマーや時計から目を離さないように。
◆火を止めてフタをする
きっちり1分沸騰させたら火を止め、フタをして3分半放置します。ここもタイマーできっちり測りましょう。
◆一気に流水で冷ます
3分半たったらお湯を捨て、流水で一気に冷まします。塩水を冷ますときに使った氷水を再利用してもよいでしょう。
◆玉子の殻を菜箸でたたく
玉子は水の中に入れたままにしておきます。
一つ手にとったら菜箸の先をもち、手元の方を玉子の殻にトントンとたたくようにすると殻がひび割れてきます。
あまり力を入れると白身が割れてしまうので調整しながら叩いてください。慣れてくるとスプーンの腹などでも上手にひび割れを作れるようになります。
◆玉子をむく
玉子にヒビが入ったら水の中でゆっくり少しずつむくときれいに殻が取れます。
(自撮りで片手が使えませんので水の中でむいている様子が撮れませんでした)
◆冷ました塩水につける
むいた玉子は最初に作って冷ました塩水につけます。塩水が十分冷めている場合は直接保存容器に移しそこに卵を入れてもOK。
十分冷めていない場合は少し待ってから保存容器に移し、冷蔵庫に入れましょう。
まとめ
レシピで見ると面倒くさそうですが、実際に作り慣れてしまうと玉子を茹でるのにかかる時間は5分ほど。
前後の準備をいれても瓢亭玉子は10分もかからずに作れてしまいます。
黄身のとろみ加減は3分半の前後10秒くらいで柔らかめ、固めを設定できるのでお好みで調整してみてください。
スーパーの特売たまごを絶品の瓢亭玉子に変身させて、給料日前の貧弱になりがちな食卓にバリエーションを増やし、あなたもやりくり上手に大変身!
瓢亭玉子を食費の節約に大いに利用しましょう。
*今回は少し固め、フタをして3分45秒位です。サラダのトッピングは柔らか目の方が美味しいです。
*サラダのトッピングにするとそれだけで味がつくのでドレッシングは不要です。ここでも節約出来ますね。しかもダイエットにも効果あり、です。
おまけ
瓢亭は400年の歴史のある京懐石の老舗です。京都見物の旅人や、南禅寺の参拝客をもてなす茶店として、 そして現在の京懐石の料亭として歴史を刻んできました。
お料理は昼食が23,000円~、夕食が27,000円~、松花堂弁当が5,400円~など気軽に利用できる金額ではありません。
京都への旅費、お料理代の支払いをするには相当な節約生活をしないと無理そうですが、草庵風な建物とお庭、伝統的な京料理を一度は味わってみたいと思います。
*行きたい思いが先走り、無理をして生活費が足りなくなり借り入れすることにならないよう、計画はしっかり立ててから訪れるように自戒です。
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